12月2日(土)イベント当日の装いは……レイヤリングで寒さに対抗しよう
12月ともなると一気に冬本番となっていきます。
サイクリングは気温や天候によってウエアの着こなしが変わります。
また、イベントの場合は「待機している」とき「走っている」ときの両方に対応できるようにしておきましょう。その場合は重ね着「レイヤー」を駆使すると快適に走れます。
以下にレイヤリングの一例を挙げておきますので、ご参考に。もちろん5度以下の気温になったらもっと防寒対策が必要です。イベント当日の天気予報は必ずチェックしましょう。
例年12月2日の東京地方の平均気温は9度で、最高13度/ 最低6°となっています(気象庁より)。
11月27日現在のの天気予報ですと12月2日当日・大会会場付近の天候は晴れのちやや曇り、最高気温は14度、最低気温は2度となっています。
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12月でも日中良い天気ならイベント走行中はこんなウエアで走れるかもしれません。でも待機している時間はしっかりと着込んでおき、体温が奪われないようにしておきましょう。
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気温10度程度での朝夕、待機中の基本的なウエアコーデはこんな感じ。曇っていたり5度まで下がると首元や耳も防寒対策をしておきましょう。
日差しがあれば正午前後までは暖か差を感じる時もありますが、朝夕は冷え込むことが予想されます。
レイヤリングは最低でも長袖のインナーウエア、起毛のアウター、ウインドブレーカーなどを着用しておきましょう。待機しているときは体温を逃さないようにウインドブレーカーが重宝します。走る直前まで来ていられるし、コンパクトなので嵩張りません。
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12月であれば起毛の長袖ジャージを基本に、インナーウエアで調整しましょう。右はオールシーズンのメッシュ生地、左は長袖の暖かいインナーウエアです。
日差しがあって汗ばむようなら起毛のビブショーツと、レッグカバーの組み合わせがおすすめ。レッグカバーなら容易に着脱できます。寒がりの人はタイツを使ってもいいでしょう。
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レッグカバーは着脱しやすいので、気候や状況によって調整がしやすいアイテムです。
レイヤリングの良いところは、寒い場合は重ね着で対応することができるので、インナーを2枚にする、などウエアの中に「空気の層」を作れるようにして体温を逃さないような工夫をしましょう。また暑くなったら一枚脱いで微調整をすることができるので、つねに快適なコンディションで走ることができます。
またレイヤリングは同じメーカーのウエアなら裁断のラインが共通しているので動きを妨げにくいということも。そんな配慮が快適に走るポイントだったりします。
また体の中で冷たさを感じやすいのが末端で、手足の指先は特に寒さに敏感です。グローブやトゥーカバーといったアクセサリーを用いることで、ずいぶんと改善することができます。
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イベントなどでは正確なハンドルコントロール性が求められるので、薄手のグローブが重宝します。
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トゥーカバーはシューズのつま先から風が入らなくなるので、指先の冷え予防に効果的です。
また首や耳、手足の先は熱が奪われやすいですので、カバーすることで保温力を高めることができます。
アレンジ次第で使い勝手の良いバンダナやネッカチーフなどを忍ばせておくと、寒さ対策にひと味加えることができます。
また確信がもてない場合は、1枚多く上着を持っていきましょう。暑くなったら脱いで調整をすれば良いからです。
写真:小野口健太